17週間

妊娠17週妊娠中期 編

妊娠中期で体調も安定。今の時期にやっておきたいこととは?

宗田聡先生

産婦人科医(広尾レディース院長・東京慈恵会医科大学非常勤講師)

周産期医学のエキスパート。女性のココロと身体の健康を総合的にサポートする。著書に『31歳からの子宮の教科書』

目次

  • 『帯祝い』『安産祈願』とは?
  • 少しずつ、マイナートラブルも現れることが。
  • 『母親学級』『両親学級』に参加しよう。

『帯祝い』『安産祈願』とは?

妊娠5カ月の戌の日に、帯祝いを行い、安産祈願に行く風習があります。助産院や産院で、助産師さんがさらし(岩田帯)を巻いて、お祝いをしてくれるところもあります。昔は出産に向けて、村のお産婆さんとの信頼関係を築く大切な儀式だったようです。このような腹帯を巻くのは日本だけなので、必ず着けなければならない、ということはありません。着けると腰がラク、という場合は取り入れてみるといいでしょう。

少しずつ、マイナートラブルも現れることが。

体調のいい時期ではありますが、腹帯に象徴されるように、おなかがふくらんできて、人によっては、体形の変化により腰痛や、全身の血量が増えて貧血の兆候が見られたりと、マイナートラブルが現れる人もいます。鉄分をとるよう指導されたり、健診の際に、鉄剤を処方されたりすることもあります。

『母親学級』『両親学級』に参加しよう。

産院や市町村の役所などで、この時期の妊婦さんを対象とした『母親学級』『両親学級』が開催されます。分娩の経過や、赤ちゃんのお世話について情報を得られます。グループワークを行うこともあり、主催者が、予定日の近い人で同士や、住んでいる地域ごとにグループ分けをし、参加者同士が友達になりやすいように配慮してくれることも。得るものも多いので、パパも積極的に参加するといいでしょう。

17週の妊婦さんへのメッセージ