妊娠中期で体調も安定。今の時期にやっておきたいこととは?
妊娠5カ月の戌の日に、帯祝いを行い、安産祈願に行く風習があります。助産院や産院で、助産師さんがさらし(岩田帯)を巻いて、お祝いをしてくれるところもあります。昔は出産に向けて、村のお産婆さんとの信頼関係を築く大切な儀式だったようです。このような腹帯を巻くのは日本だけなので、必ず着けなければならない、ということはありません。着けると腰がラク、という場合は取り入れてみるといいでしょう。
体調のいい時期ではありますが、腹帯に象徴されるように、おなかがふくらんできて、人によっては、体形の変化により腰痛や、全身の血量が増えて貧血の兆候が見られたりと、マイナートラブルが現れる人もいます。鉄分をとるよう指導されたり、健診の際に、鉄剤を処方されたりすることもあります。
産院や市町村の役所などで、この時期の妊婦さんを対象とした『母親学級』『両親学級』が開催されます。分娩の経過や、赤ちゃんのお世話について情報を得られます。グループワークを行うこともあり、主催者が、予定日の近い人で同士や、住んでいる地域ごとにグループ分けをし、参加者同士が友達になりやすいように配慮してくれることも。得るものも多いので、パパも積極的に参加するといいでしょう。
17週の妊婦さんへのメッセージ