切迫流産、入院したらいくらかかる?
切迫流産とは、「流産の危険性が高い状態」を指します。日本では妊娠22週未満で妊娠が終わってしまう場合、流産と扱われます。妊娠の10~15%は流産に至ってしまうとされており、決して珍しい話ではありません。
「切迫流産」は危険性は高いものの、流産には至っておらず、赤ちゃんは生きているので区別が必要です。
「流産」がつく病名には他にも「稽留(けいりゅう)流産」「進行流産」などがありますが、切迫流産以外は全て既に赤ちゃんが亡くなっている状態を指します。
なお切迫流産と診断されたうち、9割程度がその後正常の妊娠過程に戻るといわれています。
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切迫流産で入院した場合の費用は、入院期間や病院によっても大きく異なりますが、健康保険が適用になる分を差し引いた自己負担額は1日5,000〜10.000円程度になることが多いようです。
注意が必要なのは、通常利用することになる大部屋ではなく個室を利用した場合の「差額ベッド代」。こちらは全て自己負担となり、医療費の自己負担額が高額となった場合に費用が後から一部払い戻しされる「高額療養費制度」の対象にもなっていません。
差額ベッド代についても病院ごとに異なりますが、1室1日5,000〜10,000円程度となっています。
切迫流産をはじめとして、妊娠中にママの体に急なトラブルが起こることは決してまれではありません。
急な診察や入院が必要になった時に備えて、緊急時のお金の用意、お住まいの自治体の支援制度、加入保険の内容チェックなどもしっかりしておきましょう!