おなかに赤ちゃんがいる実感がなくても、赤ちゃんはこんなにも成長中!
つわりのピークに突入。胃のムカムカ、吐き気に悩まされる人が多いでしょう。つわりの原因ははっきりとは分かっていませんが、この時期に「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」が大量に分泌されるなどによって、ホルモンバランスが大きく変わることが原因ではないかと言われています。hCGは、免疫寛容という赤ちゃんを異物として排除しない作用など重要な働きがあると言われています。
胎芽と呼ばれていた赤ちゃんも、胎児と呼ばれる時期に入りました。10週頃は頭からおしりまで約3cmで、頭と体がほぼ同じサイズのため大きさの2~3等身くらいに見えます。この頃の指は水かき状で、4Dの超音波でみても、大まかにしか見えません。すでに子宮の中を動いていますが、まだまだ小さいので、ママが胎動として動きを感じるのは先のことです。
8週頃の赤ちゃんはまだ首が動きません。なので、赤ちゃんの頭殿長(頭からおしりまでの長さ)を正確に測ることができ、その長さから妊娠週数を推測することができます。生理の周期が長い方、最後の生理が不明な方も、この頃の赤ちゃんの大きさを手掛かりに、予定日を確定します。
9週の赤ちゃん。この頃の大きさは約20〜22mm。
器官(臓器など)の形成はどんどん進んでいます。目にはまぶたが形づくられ、瞳ができるなど、11週の終わり頃までには、すべての器官は基礎がほぼ完成します。また、軟らかかった骨も、固い骨へと変化していきます。先月は突起のようにしか見えなかった手や足は、だんだん肘、膝、足首となる場所がくぼんできて、関節がわかるようになります。 性別は受精の瞬間から決まっていますが、性器ができるのはこれからで、エコーで性別が分かるのはまだまだ先のこと。このころから、次第にヒトらしい姿になっていくのです。妊娠11週(3カ月の終わり)で赤ちゃんは6cmほどになります。こんなに小さくても、子宮の中で活発に動いているのも確認できます。
8週の妊婦さんへのメッセージ