ママの健康が、赤ちゃんの健康。ママの体調を第一に考えて。
妊娠初期の症状として、もっともよく知られているのがつわり。気持ちの悪さや吐き気といった症状が一般的ですが、症状の出方にも個人差があります。さらに同じ方でも1人目と2人目で全然違うといったことも。生理痛が人によって違うように、つわりの感じ方も人それぞれ。重いから、軽いからといって他の人と比べる必要はありません。この時期の赤ちゃんは、まだいちご一粒くらいの小ささ。ママの食べたものは、赤ちゃんの発育にほとんど影響しないので、無理して栄養のあるものを食べなくても大丈夫。辛い症状がある方も、12週くらいまでには徐々に落ち着いてくることでしょう。
妊娠初期によくご相談をいただくのが、お薬の赤ちゃんへの影響。ママの食べものは赤ちゃんに影響しないとお伝えしましたが、お薬についてはすこし注意が必要です。赤ちゃんの中枢神経など大事な器官がつくられるのが、妊娠初期から12週まで。その間に自己判断でお薬を飲むのは控えていただきたいのです。普段から服用している薬がある方は、妊娠中に飲んでも問題ないか担当医に相談してみてください。とはいえ「妊娠に気づかずに市販薬を飲んでしまった」ということも、よくあります。ほとんどの場合は、問題ないので心配なさらずに。ママの健康が赤ちゃんの健康にもつながりますから、必要な時は我慢せず、医師に適切なお薬を処方してもらいましょう。
10週の妊婦さんへのメッセージ