妊娠おめでとうございます!妊婦さんの体に起こっている変化とは?
生理が遅れ、妊娠検査薬を使ってみたら、陽性反応。産院で“おめでたですよ”と言われたと思ったら、徐々につわりの兆候が…。この時期は、外見上は何ら変わりませんが、生理が止まる、倦怠感や眠気に襲われる、といった体調の変化が起こり、だんだん「胃のむかつきを感じる」など、つわり独特の症状がママの身体にみられます。ママの子宮は徐々に大きくなっていきます。この時期は、ママの体調は不安定なので、ママが無理をしないよう心がけてあげましょう。
受精卵が細胞分裂を繰り返して成長する過程は、地球上に生命が誕生してヒトに進化するまでの歴史をたどっていると言われます。まさに、この時期の赤ちゃんは、魚のようなエラや尾のようなものがついているそう。まだ『胎児』ではなく『胎芽(たいが)』と呼ばれる時期です。残念ながら、この妊娠2~3カ月の時期に、10~15%の割合で、流産が起こります。偶然起こる染色体の異常によるものなので、ママの責任ではありません。
4D画像では、7週になるとなんとなく手足が分かります。 ※画像はすべて4Dエコーによるものです。
受精卵が正常に子宮に着床していれば、妊娠5週頃の超音波検査では、子宮内に赤ちゃんがいる小さな袋『胎嚢(たいのう)』が見えてきます。6週頃には、胎嚢の中に丸い小さな袋『卵黄嚢(らんおうのう)』と言うものが見えてきます。妊娠初期はこの卵黄嚢で、赤ちゃんの血液が作られます。6~7週には卵黄嚢(らんおうのう)の近くに、小さな赤ちゃんが見え、心臓の拍動が見られるようになります。
今の時期は、赤ちゃんの『器官形成期』と言って、心臓、中枢神経系、肺、消化器、目、耳など主要な器官が形作られている時期。細胞増殖が盛んなので、催奇形因子、つまり胎児の発育に影響を与えるもの…例えば薬剤や、X線など放射線の影響をとても受けやすいと言われています。持病でいつも飲んでいる薬があれば、一度主治医に相談しましょう。
4週の妊婦さんへのメッセージ