乳頭チェックや歯科治療などこの時期に済ませておきたいこと。
ほとんどの人が胎動を感じ始め、日々、おなかの赤ちゃんの存在を強く感じていると思います。体調に問題がなければ、今から母乳育児の準備を始めることと、ママの虫歯や歯周病を治療しておくことをお勧めします。安定期であることから、授かり婚のカップルの中で、結婚式を挙げる予定の人は、この時期に行う人も多いです。気分が良いので、ご夫婦で、または友達と食事にでかけたり、マタニティ気分をリフレッシュしたりするのにはぴったりの時期です。
妊娠24週頃になったら助産師さんに乳頭のチェックをしてもらいましょう。乳頭の形は人によって異なりますが、乳首がへこんでいる陥没乳頭の人や、乳首が扁平になっている扁平乳頭の人は赤ちゃんが吸いやすいように形を整えておくことが大切です。乳頭マッサージの開始時期や方法は、助産師さんに相談してみましょう。母乳は血液で作られますので、血行を良くすることが大切です。乳房の土台の部分を基底部と呼びますがここをゆすり動かすことで血行を促進することができます。妊娠経過に問題がない場合はおっぱいマッサージをしてみましょう。おっぱいマッサージの開始時期は産院によって異なりますので、やりかたと一緒にいつから始めるか助産師さんに相談してみてください。
扁平乳頭、短乳頭、陥没乳頭の図
体調が安定している今のうちに、歯科の治療を済ませておきましょう。妊娠中であることを伝えれば問題なし。妊娠中は、つわりの時期に歯が磨きにくい、妊娠中のホルモン変化で歯周病菌が増殖しやすい、などの理由で歯周病にかかるリスクが高くなります。しかも、歯周病の妊婦さんは、早産や低出生体重児が生まれる確率が数倍も高いと言うのです。
つわりの最中であったり、お薬に抵抗感を持ったりするからだと思われますが、歯科治療は、妊娠中でもすみやかに完了したいものです。近年、早産は増加しています。歯周病の治療で少しでも原因を減らすことができるので、ぜひ行ってください。
21週の妊婦さんへのメッセージ