おなかが大きくなってあお向けで寝苦しい…これって、どうしたらいいの?
安定期の真っ只中で、比較的体調が安定している人が多いと思います。でも、おなかが大きくなるにつれ、徐々に夜寝る時に、あお向けで寝ることが苦しくなってきます。実際、妊娠末期になると、あお向けで長時間寝ていると起こる「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」という症状があるくらいです。そんな時にぜひ使ってほしいのが、抱きマクラです。
おなかが大きくなると、横向きで寝るほうがラクになります。
抱きマクラを使って横になると、妊婦さんはゆったりした体勢がとれます。そこでオススメしたいのは、出産後に、赤ちゃんの授乳クッションとしても使えるタイプです。出産後は、まだ赤ちゃんが小さく、授乳時はママが腰をかがめざるを得ません。また、赤ちゃんの頭を腕で支える動作も加わります。これを1日何回も続けることで、腰痛や腱鞘炎になる人が少なくありません。授乳クッションは、産前は抱き枕として、産後はママの授乳のサポートグッズとしておすすめです。授乳時のトラブルで一番多いのは、赤ちゃんが授乳のときに、乳首を浅くくわえることによって起こる、乳首のキズ。授乳クッションを使って赤ちゃんをママのおっぱいに近い高さに上げて授乳すると、そのようなトラブルが起こりにくくなります。
赤ちゃんを自分の腕の力だけで上げなくてもいいので、肩こりや腱鞘炎対策にもなります。
産院から渡される入院準備品リストにも、入院用パジャマは入っていることが多く、今から購入しておいても良さそう。授乳口つきパジャマを選ぶと、産後の授乳の際にも便利です。パジャマには、大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつは、リラックスできて、ワンマイル程度のお出かけならOKのルームウェアタイプ。もうひとつは、ナイティのタイプ。ネグリジェのような、ワンピース型のパジャマになっていて、入院の際、内診台に上がるときに便利。前が全て開くタイプだと、処置の際に便利なので、指定する産院も多いです。入院にももちろん必要ですが、今も『睡眠』は一番のリラックスタイム。パジャマをマタニティに変えた途端、『すごく楽になった!早くから着ておけば良かった!』と感じる妊婦さんも多いようです。
左:授乳口つきのトップスとレギンスがセットになっているものがほとんど。 右:トップスが2枚ついた3点セットも!
23週の妊婦さんへのメッセージ