26週間

妊娠26週妊娠線ケア 編

妊娠線のできる理由・ケア方法。

服部響子先生・平野翔大先生

監修:北里大学医学部産婦人科学「産科学」 助教 服部響子先生 執筆:産婦人科医/医療ライター 平野翔大先生

目次

  • 妊娠線は、なぜできる?
  • 妊娠線の予防法はある?
  • 妊娠線の治療はできる?

妊娠線は、なぜできる?

妊娠に伴い、お腹・太もも・お尻・乳房に赤色~紫色の線が出てくることがあります。これを線状皮膚萎縮症(皮膚伸展線状)と言い、妊娠中にできるものは「妊娠線」と呼ばれています。妊娠線は皮膚が急激に伸び、皮下の真皮が裂けることで生じます。この為皮膚が伸びやすいお腹周辺・乳房に多くみられ、早い人では5ヶ月ころから生じる事も。また発生には他にホルモンや遺伝が関わっていると言われますが、個人差があります。お産の後は色がなくなり、目立たなくなることが多いですが、完全に痕が消えることはありません。

妊娠線の予防法はある?

残念ながら絶対的な予防法は見つかっていません。皮膚の保湿が良いとされ、ビタミンEやヒアルロン酸などを含むクリームやローションが使わることもありますが、これによる予防効果はまだ示されていません。
妊娠線が生じる背景に「急激な体重増加」がみられることがあるので、これを避けることは予防につながるかもしれません。しかしただ体重増加は、特に妊娠中期以降では赤ちゃんの成長にも大切ですので、「過度の体重増加を避ける」ようにし、栄養バランスの良い食事を摂るよう心がけましょう。

妊娠線の治療はできる?

予防と同様に「確実な治療法」は現段階で明らかになっていません。妊娠線の治療については皮膚科で対応することになり、レーザー等の治療が行われることが多いようです。またこれらの施術は産後に行うことになります。
日々の体重管理と、基本的な保湿をしっかりしながら、痒みや痛みがあるなど、気になる場合は産科医や助産師に相談してみましょう。

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