「バースプラン:お産の計画書」を立ててみよう!
「生まれたらすぐ赤ちゃんを抱っこしたい」「パートナーに立ち会って欲しい」から、「助産師さんに出来る限り付き添っていて欲しい」など、皆さん様々な「こんなお産にしたい!」があると思います。
このような妊婦さん・パートナーの「お産の希望」を書き出したものがバースプランです。これを助産師・産科医と共有していきます。
バースプランの作成を通じて、「自分の希望」を考えたり、特に初めての方は「お産のイメージ」を掴みましょう。
またお産に向けて「怖さ」があるかもしれません。助産師・産科医と話す中で、不安を解消することも重要です。
バースプランに決まった形や書式はありません。皆さんのお産がそれぞれ異なる様に、プランも様々でいいのです。ただ初めての方も多い中で、「考えておくと良い」項目を挙げると、
・どのようなお産にしたいのか(出産方法、陣痛中の過ごし方、分娩時の対応)
・お産にあたっての疑問、不安
・パートナーの立ち会いの有無、期待すること
・赤ちゃんへの気持ち
・母乳育児への考え など
この様なことを出産前に、時間をかけて考えることで、お産を能動的に迎えられるのではないでしょうか。もちろん、計画通りにいかないこともありますが、自分のプランを考え、伝えておくことで産院も寄り添った対応ができると思います。
バースプランはゆっくり、時間をかけて家で考えるのが大事です。またその際にはぜひ、パートナーと一緒に考えましょう。お産の前に赤ちゃんやお母さんへの想いを考えてもらうことは、愛着形成や育児への関与に向けても大事なステップです。
お産には「絶対的な正解」はありません。産科医や助産師は、お産においては「お母さんと赤ちゃんの安全」を第一に行動しますが、そこがきちんとしていれば様々なお産があって良いのです。お産の前に、「自分たちの望むお産」について考え、専門家である産科医・助産師と共有することで、少しでも不安を減らして臨めるようにできると良いですね。
31週の妊婦さんへのメッセージ